その理由を、大きく3つあげます。

  1. 1. 物理学・化学と違うロジックで闘う情報学(IT)が出てきたこと
  2. 2. 初期に、必要な資本が小さくて、済む
  3. 3. 技術(テクノロジー)の成熟度が、そこまで大きくない(高くない)時には、参入しやすい

 

 

1. 物理学・化学と違うロジックで闘う情報学(IT)が出てきたこと

これに関してのポイントだと思うのは、各学問の特徴と学校のカリキュラムにあると思います。

私が捉えている各学問の特徴は、以下だと考えています。

 

物理学:物質の運動・構造
化学:物質の変化

 

これらから、得られたことは、「人間の筋肉や骨の代替と超過をし、それらが生み出すができる以上のパワー」です。大量消費の前の大量生産ができたのは、これが要因だと思います。

今、大企業になっている会社は、どんな学問を使っているでしょうか?

 

さて、そして、情報学(IT)というのは、0と1を無数に組み合わせて、データを表現し、それらを処理します。(説明が雑ですいません)

得られたことは、人間の一部の脳の機能の代替と超過です。そして、少しずつ物理的制約を解放されていることも、結果としてありますね。

 

2000年代以前の人たちは(というか今でも)、物理学と化学を学んだ人の数の方が多いんじゃないでしょうか?

情報学(ICT, 情報通信)の学問的知識を、ビジネスとして、落とし込んで、実行できる人たちが、上の世代にそもそもいなかったことがあったと思います。

使う学問によって、発揮される価値がまるで違うので、もはや、市場での戦い方のロジックが違うと思います。

 

 

2. 初期に、必要な資本が小さくて、済む

そのまんまです。

 

 

3. 技術(テクノロジー)の成熟度が、そこまで大きくない(高くない)時には、参入しやすい

とはいえ、技術がある程度ないと、提供するもの自体が出来上がらないので、価値提供ができません。

ただ、『その程度』が、今から10年前とかは、低く済んだから、若者が起業しやすかったのだと思います。

1回目にリリースできるレベルも、他に比べるものが少ないために、低く初めて検証できたこともあると思います。

例えば、時間割アプリ作って、売却できた時もあったように、着手しやすいことはあったと思います。(そのサービス・プロダクトのレベルが低いと言いたいわけじゃなくて、今では通じないことの例です)

以下は、技術の成熟度と事業化までの流れですが、ここが確立してない段階で着手することは意味があると思います。

次はどんな技術がくるんだろうか。

 

NASAが初めて提唱したTechnology Readiness Level (TRL)

 

ただ、最近は、そうじゃなくなった気がします。

新卒で求められるwebサービスやweb制作のアウトプットの質や、インターンのしにくさが、10年前よりも、今の方が上がってきていると思います。

数年前に、若者が起業して、注目されて、様々な大学で起業部的なものができてますが、今、学生が参入できるだけの市場があるのか?求められるレベルに到達にできる学生がいるのか?と思ってしまいます。

 

 

タイトルで、なぜ、若者でも、成功したのかって書いたけど、もう、きついと思う。参入障壁、昔より高いし。また、新しい技術が出た時代に、やればいいんじゃないかな。

 

最後に、調べたら、昔から20代で起業してる有名な人たくさんおるね笑
メディア受けいいから、最近は、取り上げてたのかもしれないね。

1990年以前20代の若者が立ち上げた日本上場企業
https://wakatekigyouka.wordpress.com/%E6%98%94%E3%81%AE%E8%8B%A5%E6%89%8B%E8%B5%B7%E6%A5%AD%E5%AE%B6/